日電産が年初来高値、岩井コスモ証は「A」継続、目標株価は1万2300円に引き上げ

株式

2020/10/28 16:15

 日本電産<6594.T>が反発、685円高の1万1140円まで買われ、10月26日につけた年初来高値1万835円を更新した。

 岩井コスモ証券では27日付で、投資判断「A」(強気)を継続、目標株価は9390円から1万2300円に引き上げている。目標株価1万2300円は、22年3月期予想PER約55倍から算出されている。

 想定より速いタイミングでの経済活動再開や、5GやDX関連需要の増加、構造改革の前倒しで9月中間期決算は大幅上振れとなったほか、中期戦略として注力する車載用モータも排ガス規制強化を追い風に急拡大と指摘。引き合いも2030年にシェア40%超を狙える状況にあり、世界的に異常気象が続き、CO2規制が強化される中、時間との戦いとなった自動車メーカーが電気自動車の開発を最優先としていることが追い風になっているとしている。

 コロナで自粛していたM&A(企業の合併・買収)についても再開が宣言されたことにも注目しているという。株価バリュエーションは、もはや電子部品関連としての枠におさまらなくなっており、高バリュエーションが正当化されると考えるとコメントしている。

 28日の終値は、前日比640円高の1万1095円。

提供:モーニングスター社

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