東洋水産が急落、上期および通期の業績予想を上方修正するも材料出尽くし感

株式

2020/10/29 16:33

 東洋水産<2875.T>が急落。28日引け後に、21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結営業利益予想を上方修正したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前日比300円安の5230円まで値を下げている。

 21年3月期上期について、予想売上高は従来の2070億円から2035億円(前年同期比2.6%増)に減額したが、営業利益を140億円から180億円(同54.3%増)に増額。通期は、売上高は4260億円(前期比2.4%増)で据え置いたが、営業利益を305億円から345億円(同21.7%増)に引き上げている。売上高は、新型コロナウイルス感染症による生活習慣の変化から巣ごもり需要の伸張等により主に家庭用商品類の販売が増加した一方、業務用等に厳しい状況が続いていることが主な要因。利益面は、主力商品の順調な推移による売上総利益の増加、および製造部門におけるコスト削減、販促費の有効活用などが押し上げに働いている。

 29日の終値は、前日比290円安の5240円。

提供:モーニングスター社

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