太平洋工が大幅反発、第2四半期決算は上ブレ着地、通期業績予想は減収減益幅縮小へ

株式

2020/10/29 16:34

 太平洋工業<7250.T>が4日ぶりに大幅反発し、148円高の1141円を付けた。28日引け後、21年3月期第2四半期(20年4-9月)の連結決算が上ブレ着地するとともに、通期業績予想を上方修正し、好感された。

 第2四半期決算は、売上高が648億2700万円(前年同期比21.7%減)、営業利益が8億6200万円(同81.6%減)となった。前回発表予想は売上高で585億円、営業損益で16億円の赤字だった。グループを挙げた収益改善・固定費削減活動の成果および主要顧客の生産回復が、当初想定を上回り、黒字確保となった。

 通期業績予想は、売上高が1350億円から1450億円(前期比12.6%減)、営業利益が20億円から60億円(同42.9%減)に底上げされた。最新の各国の規制状況や顧客の生産情報、各種経済予測等の入手可能な情報に基づき、下期も徐々に回復していくと想定している。

 29日の終値は、前日比67円高の1060円。

提供:モーニングスター社

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