<相場の読み筋>10月30日
2020/10/30 7:43
29日の米国株式は、NYダウが前日比139.16ドル高の2万6659.11ドルと5日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同180.725ポイント高の1万1185.593ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億122万株、ナスダック市場が31億3308万株だった。米7-9月のGDP(国内総生産)の速報値が、年率換算で前期比33.1%増となり、市場予想平均の同32.0%増を上回ったことを好感。NYダウは直近4日間で約1843ドルの下落となっていたこともあり、一時、370ドルを超える上昇をみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>やアップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>などが買われ、同指数の上昇をけん引した。
30日の東京株式は、模様眺めムードとなりそうだ。週末と月末が重なるうえ、米大統領選も迫り、積極的な売買は期待しづらい。引き続き、時間外取引での米株価指数先物の動きを注視する展開が見込まれる。一方、きのう29日には、21年3月期の連結業績予想を上方修正したソニー<6758.T>やコマツ<6301.T>などが買われており、業績の立ち直りが期待される銘柄へ物色の矛先が向かいそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の半ば(29日終値は104円28-29銭)とやや円安方向あるが、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の前半(同122円37-41銭)とやや円高に振れるなど、まちまちの動き。
(イメージ写真提供:123RF)
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