鋳鉄管が急騰、21年3月期業績予想の上方修正と自社株買いを材料視

株式

2020/10/30 10:45

 日本鋳鉄管(鋳鉄管)<5612.T>が急騰し、前日比120円高の1330円を付けている。29日引け後、21年3月期の連結業績予想の上方修正と自社株買いを発表、材料視された。

 21年3月期業績予想で、売上高を137億2000万円から141億円(前期比3.9%増)に、営業利益を3億2000万円から5億3000万円(同0.3%増)に引き上げ、一転して営業増益となる見込み。第3四半期(20年10-12月)以降に想定していた需要が五輪延期の影響などにより、第2四半期(4-9月)までに前倒しになったことや、値戻しを達成した販売価格がおおむね維持できていることなどを織り込んだ。

 21年3月期第2四半期(20年4-9月)の決算は、売上高が70億300万円(前年同期比9.8%増)、営業利益が4億4600万円(同73.3%増)だった。

 自社株買いは、総還元性向向上による株主還元と将来的な資本政策の選択肢の確保のために実施。取得上限が8万3000株(自己株を除く発行済み株式数の2.5%)、取得総額は1億円で、取得期間は10月30日から21年2月26日までとしている。

 午前10時42分時点の株価は、前日比55円高の1265円。

提供:モーニングスター社

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