一工薬が続急伸、21年3月期第2四半期決算は2ケタの営業増益に

株式

2020/10/30 15:59

 第一工業製薬<4461.T>が続急伸し、375円高の4495円を付けた。29日引け後、21年3月期第2四半期(20年4-9月)の連結決算を発表。減収ながら2ケタの営業増益で着地し、好感された。

 第2四半期決算は、売上高は280億1200万円(前年同期比7.9%減)だったが、営業利益は17億7700万円(同11.7%増)だった。売上高は、IT・電子材料用途の光硬化樹脂用材料は大幅に伸長しましたものの、世界的な新型コロナウイルスの感染抑制による外出自粛や移動制限の影響を受けた自動車関連分野の需要減が響いた。利益面では、電子デバイス材料セグメントの増収や価格是正の営業努力に加え、外出自粛や移動制限などにより営業経費が減少したことも寄与した。

 21年3月期業績予想は、売上高615億円(前期比0.1%増)、営業利益42億円(同1.1%増)を据え置き。第2四半期決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で45.5%、営業利益で42.3%となっている。

 30日の終値は、前日比180円高の4300円。

提供:モーニングスター社

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