4日の債券市場見通し=米大統領選挙結果を見据えた株価見合いの展開か

債券

2020/11/4 8:41

予想レンジ:債券先物中心限月(20年12月限)151.65円-151.90円、長期国債利回り0.035%-0.050%

 4日の債券市場は、米大統領選挙結果を見据えた株価見合いの展開か。

 国内市場が祝日だった米国債は上昇。同日発表の中国の経済指標は高水準だった。「新型コロナウイルス感染拡大への警戒や、米大統領選挙の結果確定が遅れる政策空白への警戒が債券買いにつながった」(銀行系証券)。一方、前日の米国債は反落。NYダウが急騰し、米債券は売られた。

 国内市場では、前日の米株高・債券安の勢いを背景に、売りが先行しそうだ。その後は、日経平均株価見合いの動きとなりそうだ。

 市場では、「米大統領・議会選は、勝者が『どちらに』よりも『いつ』決まるかがきょうの相場を左右しそうだ。下馬評通りにバイデン氏が勝てば財政出動による景気刺激・財政悪化、トランプ氏が逆転勝利すれば親経済的な政策継続となる。どちらが勝利しても、債券売りにつながる」(同)との見方。

提供:モーニングスター社

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