6日の債券市場見通し=売られにくい展開か
2020/11/6 8:28
予想レンジ:債券先物中心限月(20年12月限)152.05円-152.30円、長期国債利回り0.005%-0.030%
6日の債券市場は、売られにくい展開か。
前日の米債券市場は横ばい。米大統領選挙はバイデン氏が競り勝つとの見方が強まったが、最終確定には至っていない。FOMC(米連邦公開市場委員会)は、米大統領・議会選挙の結果確定が遅れるなか、政策変更はなかった。国債市場の方向感を決定づける明確な新規手掛かりがないまま、国内夜間の先物取引も横ばいだった。
こうした流れを引き継ぎ、円債は高値圏で推移しそうだ。ただ、前日の米株式相場が大きく上昇したため、日経平均株価の上昇も見込まれ、上値は抑制されそうだ。
市場では、「日米ともに国債増発への懸念が後退するなか、為替市場では、1ドル=103円台半ばまで円高が進んでいることから、債券相場の下値を支える要因になりそうだ」(銀行系証券)との見方。
提供:モーニングスター社
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