Ubicomの「保険ナレッジプラットフォーム」が生命保険エコシステム構想に参画

株式

2020/11/6 15:03

 Ubicomホールディングス<3937.T>は6日、メディカル事業を手掛ける子会社のエーアイエスが「保険ナレッジプラットフォーム」の横展開として、「生命保険エコシステム構想」に参画すると発表した。

 「保険ナレッジプラットフォーム」は、保険業界における保険金支払審査業務に必要な情報や知識を一つのシステムに統合し効率化する、業界初(同社調べ)の判定支援エンジンプラットホーム。サブスクリプション型で、これを同社の新たなコア事業として育成するため、同社は保険会社とその顧客の相互メリットや、協業先企業とのシナジーの創出、技術革新、ビジネスモデルの確立にも注力している。今回の「生命保険エコシステム構想」への参画はその一環だ。

 「生命保険エコシステム構想」はITを活用することで、保険請求手続きの負荷軽減、保険金受給までの日数短縮を実現するとともに、保険会社の事務負荷の大幅軽減を目指す。同社と、非定型AI-OCRの技術を持つアイリックコーポレーション<7325.T>、医療・保険関連ソフトウエアコンサルティングのアシストの3社が、メディケア生命、チューリッヒ生命2社の支援のもと、プラットホーム開発を推進中。なお、同社は保険金支払業務自動化技術が高く評価され、構想強化企業第1号として参画することとなった。

 一方、同社は10月以降、「保険ナレッジプラットフォーム」を含む保険業界向け先進ソリューション開発、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の強化に向け、同社グループが持つ約1000名のグローバルIT人材の活用を拡大するとともに、AI(人工知能)など先端領域に特化した次世代技術者育成の人材開発投資を進め、企業価値のさらなる向上に取り組む方針を打ち出している。

提供:モーニングスター社

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