9日の債券市場見通し=底堅い展開か
2020/11/9 8:27
予想レンジ:債券先物中心限月(20年12月限)152.00円-152.20円、長期国債利回り0.015%-0.025%
9日の債券市場は、底堅い展開か。
前週末の米債券市場は下落。米10月雇用統計が市場予想に比べて良好な結果だったことが売り材料となった。
一方、米大統領選では、バイデン氏が当選を確実にしたことで、投資家は運用リスクを取りやすくなり、国内先物・夜間取引も軟化した」(国内証券)という。こうした流れから、きょうの円債市場は、売り優勢の展開となりそうだ。30年国債入札をあすに控えることも重しとなる。
もっとも、下値を売り込む動きは限られる見込み。「米国の選挙を巡っては、議会上院選が未決着であるうえ、トランプ氏が大統領選の敗北を認めておらず、政権移行がスムーズに進むのか、不透明感が残る」(銀行系証券)と指摘する。外国為為市場では1ドル=103円台前半まで円高が進んでいる。日経平均株価が伸び悩む場面では、円債の買いが入る見込み。
提供:モーニングスター社
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