日経平均は275円程度高、買い先行も堅調な動きが続く=9日寄り付き

 9日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前週末比275円程度高い2万4601円前後で推移する。午前9時11分には、同313円89銭高の2万4639円12銭を付けている。前週末6日に年初来高値を更新していた強い地合いや、米大統領選挙でバイデン候補の当選が有力になったと報じられ、大型の経済対策への期待感などで時間外取引で米株価指数先物が上昇していることから、買いが先行したもよう。その後も、堅調な動きが続いている。前週末6日の米国株式は、NYダウが5日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は小幅に5日続伸するなど、まちまちの動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末6日の大阪取引所終値比10円安の2万4330円だった。

 業種別では、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が上昇。SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も高い。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も堅調。アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も上げている。

 個別では、ユニシス<8056.T>、アイスタイル<3660.T>、ジーテクト<5970.T>、サンケン<6707.T>、スシローGH<3563.T>などが上昇。半面、JAL<9201.T>、日東紡<3110.T>、JMS<7702.T>、電子材料<6855.T>、シャープ<6753.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=103円台の前半(前週末6日終値は1ドル=103円42-43銭)、1ユーロ=122円台の後半(同122円45-49銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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