<特集>続・この決算、この銘柄(3)=ホロン―半導体需要の伸長から検査・測定装置の拡大も

株式

2020/11/13 18:37

 ホロン<7748.T>をマークしたい。同社は6日に、21年3月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来予想の25億円から30億9600万円(前期比27.5%減)に、営業利益を4億800万円から8億4800万円(同41.2%減)に引き上げた。半導体業界で、主にEUV露光に係わる設備投資増強を背景に主力製品であるフォトマスク用CD-SEM「Zシリーズ」、フォトマスク用DR-SEM(観察及び分析)「LEXaシリーズ」の需要が、期初予想を上回っていることを織り込んだ。5Gに対応した製品の販売拡大が見込まれるなか、半導体需要は堅調に伸長するとみられ、同社が手掛ける半導体製造に必要なマスクおよびウエハを検査・測定する装置の需要拡大が期待される。

 同社株は、通期業績予想の上方修正を発表後、材料出尽くし感から売りに押され4425円まで下げる場面もみられた。足元では軟調な動きにあるが、同社株のPERは30倍台で、同社株が属する精密機器株の平均PERの65倍台よりも低く、割高感はない。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ