日経平均は310円程度高、買い先行後も堅調な展開に=16日寄り付き

 16日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前週末比310円程度高い2万5695円前後で推移する。午前9時10分には、同327円79銭高の2万5713円66銭を付けている。前週末13日に下げ渋る動きとなっていたことや、現地13日の米国株式市場で、NYダウが3日ぶりに反発し、ナスダック総合指数も反発したことから、買いが先行。その後も堅調な展開となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末13日の大阪取引所終値比280円高の2万5620円だった。取引開始前に内閣府が発表した7-9月期GDP(国内総生産)速報値は、実質で前期比5.0%増と、市場予想平均の同4.4%増を上回ったことも支えのようだ。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が上昇。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も堅調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も上げている。

 個別では、ノーリツ鋼<7744.T>、プレサンス<3254.T>、フィールズ<2767.T>、イーソル<4420.T>、東プレ<5975.T>などが上昇。半面、セグエ<3968.T>、スプリックス<7030.T>、ネクシィーズ<4346.T>、ベクトル<6058.T>、エムアップH<3661.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=104円台の半ば(前週末13日終値は1ドル=105円06-08銭)、1ユーロ=123円台の後半(同124円13-17銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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