日経平均は50円程度高、短期的な上昇の反動や利益確定売りで上値が抑えられる格好=17日寄り付き

 17日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比50円程度高い2万5957円前後で推移する。寄り付き直後には、同150円37銭高の2万6057円30銭を付けている。取引時間中としては、1991年6月3日以来、29年5カ月ぶりに2万6000円台に乗せた。きのう16日の強い地合いに加え、現地16日の米国株式市場でNYダウが続伸し、約9カ月ぶりに史上最高値を更新したことも追い風に、買い優勢のスタートとなった。その後は、短期的な上昇の反動が警戒されるなか、利益確定売りに上値を抑えられる格好となっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比185円高の2万6175円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も高い。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も上げている。

 個別では、エンプラス<6961.T>、ダントーHD<5337.T>、A&D<7745.T>、大同特鋼<5471.T>、ビジョン<9416.T>などが上昇。半面、A&Aマテ<5391.T>、大和冷機<6459.T>、大幸薬品<4574.T>、ダイトウボウ<3202.T>、GMOGHD<3788.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=104円台の半ば(16日終値は1ドル=104円44-46銭)、1ユーロ=123円台の後半(同123円82-86銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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