19日の債券市場見通し=軟調な展開か

債券

2020/11/19 8:34

予想レンジ:債券先物中心限月(20年12月限)152.10円-152.20円、長期国債利回り0.015%-0.020%

 19日の債券市場は、軟調な展開か。

 前日の米債券市場は下落となった。米製薬大手などが新型コロナワクチンの治験で95%の予防効果が確認されたとの最終結果を発表した。「米住宅市場の堅調さとワクチンの普及による米景気の持ち直しの思惑で、相対的に安全資産とされる米国債には買いが入りにくかったようだ」(国内証券)という。

 国内市場では、米国市場での債券安の流れが波及し、先物・夜間取引は安値引けとなったことで、反落して始まりそうだ。市場では、「前日の超長期金利の低下(価格は上昇)幅が最近にしては大きかっただけに、一時的な反動もあろう」)銀行系証券)との見方。

 一方、国内では前日の新型コロナ新規感染者が過去最多となるなか、第3次補正予算や追加経済対策の規模膨張に繋がる動きが浮上。「補正予算の国債増発が大きくなると、1-3月中の国債需給の荷もたれ感につながる」(同)と指摘する。

提供:モーニングスター社

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