日経平均は161円安と続落、下げ渋りも戻りの動きは限られる=19日前場

 19日の日経平均株価は、前日比161円21銭安の2万5566円93銭と続落して前場の取引を終了した。きのう18日の弱い動きや、現地18日に米国株式が続落した動きなどから売りが先行。午前9時30分には、同195円66銭安の2万5532円48銭を付けた。売り一巡後は、手掛かり材料に乏しいものの、押し目を拾う動きが出たもようで、下げ渋る格好となった。ただ、戻りの動きは限られたようだ。為替市場では、ドル・円が1ドル=103円80銭(18日終値は103円88-89銭)でもみ合い。東証1部の出来高は5億5452万株、売買代金は1兆758億円。騰落銘柄数は値上がり691銘柄、値下がり1393銘柄、変わらず89銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は続落となっているが、早めに調整していた銘柄が上昇するなど、一部では循環物色につながる動きがみられている」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。島津製<7701.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も下げた。東証業種別指数は、22業種が下落、11業種が上昇した。

 個別では、GDO<3319.T>、レノバ<9519.T>、ダイヤHD<6699.T>、ワタベ<4696.T>、フィックスターズ<3687.T>などが下落。半面、JMS<7702.T>、日本アジアG<3751.T>(監理)、日金属<5491.T>、JTEC<3446.T>、セレス<3696.T>などが上昇している。

提供:モーニングスター社

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