日経平均は155円程度安、売り先行後はもみ合い商状に=20日寄り付き

 20日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比155円程度安い2万5478円前後で推移する。午前9時2分には、同188円69銭安の2万5445円65銭を付けている。きのう19日は取引終了前にかけて下げ幅を縮小する動きをみせていたものの、時間外取引で米株価指数先物が新型コロナの感染拡大を懸念し下落していることから、売りが先行。その後も、安値圏でのもみ合い商状となっている。現地19日の米国株式は、NYダウ、ナスダック総合指数が3日ぶりに反発し、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比60円高の2万5600円だった。

 業種別では、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が下落。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も安い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も軟調。JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も下げている。

 個別では、藤久<9966.T>、日本アジアG<3751.T>(監理)、セントケアH<2374.T>、Vキューブ<3681.T>、ホシザキ<6465.T>などが下落。半面、日金属<5491.T>、栄研化学<4549.T>、ヒトコムHD<4433.T>、日立金<5486.T>、メディシス<4350.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=103円台の後半(19日終値は1ドル=103円82-84銭)、1ユーロ=123円台の前半(同122円97銭-123円01銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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