来週の東京外国為替市場見通し=新型コロナ動向警戒、米国はホリデーシーズンに突入

国内市況

為替

2020/11/20 16:56

予想レンジ:1ドル=102円00銭-104円50銭

 16-19日のドル・円は下落した。週初16日、米モデルナが新型コロナウイルス感染症ワクチンの臨床試験で高い有効性を示したと伝わり上昇したが、弱い米11月ニューヨーク連銀製造業景況指数が下押し。17日、米10月小売売上高が市場予想に届かず、下落が続いた。18日、米ファイザーが開発中の新型コロナワクチンに95%の予防効果があったとの最終結果を発表したが、反応は限られ、足元での新型コロナ感染拡大を警戒する動きからドル・円は売り優勢に。19日、米国の新規失業保険申請件数が市場予想に反して増加し重しとなったが、米国の新型コロナ経済対策の与野党協議が再開する見通しとなり、持ち直した。

 新型コロナの感染再拡大を背景に、米国各地で行動制限を再び強化する動きが広がりつつあり、米経済への影響が警戒される。足元の米経済指標にはさえないものが目立ち、週央に発表が控える米7-9月期GDP(国内総生産)改定値をはじめ、米9月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米11月コンファレンスボード消費者信頼感指数、米10月耐久財受注、米10月個人所得・消費支出、米10月新築住宅販売件数や、11月開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨を確認したい。一方、米国の新型コロナ経済対策をめぐる与野党協議や、新型コロナワクチン開発の進展が、ドル・円を支援する可能性もある。

 トランプ米大統領は大統領選挙での敗北を依然として認めていないが、マーケットではバイデン新政権の人事に関心が移りつつある。次期財務長官はハト派と目されるブレイナードFRB(米連邦準備制度理事会)理事が有力とも伝わり、ドル・円の下押し材料として意識されそう。

 米国は週後半の感謝祭以降、ホリデーシーズンに突入する。新型コロナの感染動向への影響や、年末商戦の出足に注目が集まる。また、取引参加者の減退で為替相場の値動きが荒くなる可能性もあるため、十分警戒したい。

 ドル・円はチャート上で、サポートラインとなっている1ドル=103円を死守できるかが焦点。一方、上方向では25日移動平均線(11月19日終値基準で104.50円近辺)が上値を抑えそうだ。

提供:モーニングスター社

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