<相場の読み筋>11月24日
2020/11/24 7:33
23日の米国株式は、反発した。NYダウが前週末比327.79ドル高の2万9591.27ドル、ナスダック総合指数が同25.664ポイント高の1万1880.634ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億8681万株、ナスダック市場が53億4192万株だった。英製薬のアストラゼネカは23日、オックスフォード大学と共同開発する新型コロナワクチンに関し、最終段階の臨床試験で被験者の70%が新型コロナを発症しないことが確認されたと発表。米国でもファイザー<PFE>がワクチンの緊急使用許可をFDA(米食品医薬品局)に申請済みで、早期の実用化期待が高まり、幅広い銘柄が上昇した。NYダウ採用銘柄では、シェブロン<CVX>やボーイング<BA>、ウォルト・ディズニー<DIS>などが、値上がり率の上位に入っている。
24日の東京株式は反発後、上値を試す場面もありそう。前週末20日にかけ3日続落していた反動や、現地23日の米国株式が上昇したこともあり、買い優勢のスタートとなろう。国内では新型コロナの感染拡大が警戒されるものの、米英でワクチンの開発が進展していることから、世界経済への懸念が後退し、日経平均株価は心理的なフシ目の2万6000円を超える場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の半ば(前週末20日終値は103円86-87銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の半ば(同123円27-31銭)で推移。対ドルで円安が進んだことも上昇の支えとなりそう。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、三菱UFJ<8306.T>、JAL<9201.T>などが、前週末20日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同20日の大阪取引所終値比395円高の2万5935円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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