日本製鉄、北海製鉄の第2高炉を22日から稼働開始

株式

2020/11/24 16:39

 日本製鉄<5401.T>は24日、室蘭製鉄所構内で製銑設備を保有する北海製鉄の第2高炉を7月8日に「吹き止め(操業停止)」し、改修工事を実施してきたが、11月22日に「火入れ」を行い、稼働を再開したと発表した。

 今回の改修では、同社では初めてとなる高炉本体を覆う「鉄皮(てっぴ)」をそのまま残した状態で、関連設備・耐火物の更新を行う工法を採用。また、最新の高度ICTとして、数学モデルを用いた炉内状況予測システムを導入。最新のシステムを導入することで、センサー情報を解析し、鉄鉱石などの原料投入量や炉内への熱風吹込み量についてAIで最適な操業条件を自動で調整することが可能となり、高炉操業安定化が図れるとともに、高炉作業オペレーターの負荷軽減にもつながることが期待できるという。

 24日の終値は、前週末比60円高の1277円。

提供:モーニングスター社

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