明日の日本株の読み筋=強気堅持か、好需給が支える

国内市況

株式

2020/11/24 17:40

 あす25日の東京株式市場は、強気堅持か。英製薬のアストラゼネカは23日、オックスフォード大学と共同開発の新型コロナワクチンに関し、最終段階の臨床試験で被験者の70%が新型コロナを発症しないことが確認されたと発表した。米国ではファイザーがワクチンの緊急使用許可をFDA(米食品医薬品局)に申請済みで、早期の実用化期待が高まり、23日の米国株式が上昇し、24日の日本株高につながった。感染拡大や経済活動抑制への警戒感は続いているものの、ワクチン期待がそれを上回る状況であり、投資家心理は強気に傾ている。

 急ピッチな上昇により、利益確定売りが出やすい面はあるが、好需給が相場を支える構図にある。9月中間配当に絡む再投資に加え、NTT<9432.T>によるNTTドコモ<9437.T>(監理)のTOB(株式公開買付け)・完全子会社化に伴い、売却資金を得た投資家のマネー再流入が予想される。前場軟地合いなら後場には日銀のETF(上場投資信託)買いが思惑視されるほか、好地合いならオプション・コール(買う権利)売り手による先物ヘッジ買いが想定されるなど「(足元の)需給相場を甘く見てはいけない」(準大手証券)との声も聞かれた。

 24日の日経平均株価は4営業日ぶりに大幅反発し、2万6165円(前週末比638円高)引け。1991年5月10日(終値2万6274円)以来29年半ぶりの高値水準となった。新型コロナワクチン期待を背景に23日の米国株式が上昇した流れを受け、買い優勢で始まった。円安・ドル高や、時間外取引の米株価指数先物高も追い風となり、上げ幅は一時730円を超えた。市場では、「基調の強さは驚きであり、ついて行くしかない」との見方が出ていた。

提供:モーニングスター社

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