スマレジが上場来高値、大和証は「2」・目標株価5700円でカバー開始

株式

2020/11/30 16:11

 スマレジ<4431.T>が3日続伸、625円高の5370円まで買われ、今年11月13日につけた上場来高値5060円を更新した。大和証券では27日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)、目標株価5700円でカバーを開始している。

 目標株価5700円は、同証券予想ベースの来期予想PSRで13.5倍、来期予想PERで80倍超の水準から算出されている。PSR13.5倍は、SaaSモデル銘柄群の来期予想PSRの平均値より約10%ディスカウントした水準で、PER80倍超はPERレンジの上限近辺となっている。コロナ禍でも登録店舗数は順調に拡大、21年4月期下期から業績モメンタムは回復していく見通しであり、株価は再評価の余地があるとみているという。

 クラウド型POSレジサービスである主力のスマレジは、アパレルや雑貨店など飲食業界以外の顧客からの需要は回復している模様で、大型の高価なPSOシステムから安価な同社のスマレジへのシフトも期待されようとしている。同証券では単体営業利益について、21年4月期7億円(前期比7%減、会社側計画は6億7800万円)、22年4月期9億5000万円、23年4月期13億円と試算している。

 30日の終値は、前週末比625円高の5370円。

提供:モーニングスター社

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