古河電工、世界最小級に伝送損失を低減した低クロストークマルチコアファイバを開発

株式

2020/11/30 16:37

 古河電気工業<5801.T>は30日、KDDI<9433.T>グループのKDDI総合研究所と、総務省委託研究の研究開発課題「新たな社会インフラを担う革新的光ネットワーク技術の研究開発」、技術課題2「マルチコア大容量光伝送システム技術」の取り組みの一部として、世界最小級に伝送損失を低減した低クロストークマルチコアファイバの開発に成功し、独立した4つの各コアを用いて、太平洋横断を上回る距離で、超高速な光信号の光ファイバ伝送に成功したと発表した。

 今回開発した光ファイバを適用することにより、超高速な光信号を1万2000キロメートル以上の伝送が可能なことを実証。光海底システムの要素としては増幅器の省電力化も大きな課題で、省電力光増幅器としてマルチコア増幅器の開発も進めている。今後は、今回開発した低損失マルチコアファイバと、マルチコア光増幅器の技術を活用した空間多重光海底システムを推進するとしている。

 30日の終値は、前週末比30円安の2644円。

提供:モーニングスター社

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