日経平均は353円高と大幅反発、再びバブル後高値を更新、米株先物高に中国株堅調も支え=1日後場
12月1日後場の日経平均株価は前日比353円92銭高の2万6787円54銭と大幅反発。終値ベースで再びバブル崩壊後の高値を更新した。朝方は、時間外取引の米株価指数先物の上昇を受け、買いが先行した。米バイオ製薬のモデルナが新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用許可を申請したと報じられ、早期実用化への期待が後押しした。米株先物の一段高に中国株の堅調推移もあって、後場寄り付き直後には2万6852円16銭(前日比418円54銭高)まで上伸した。その後伸び悩む場面もあったが、下値は限定され、引けにかけて底堅く推移した。
東証1部の出来高は13億3122万株、売買代金は2兆8191億円。騰落銘柄数は値上がり1526銘柄、値下がり577銘柄、変わらず74銘柄。
業種別では、野村<8604.T>、大和証G<8601.T>、SBI<8473.T>などの証券商品先物株が上昇。古河電工<5801.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、SUMCO<3436.T>、三益半導<8155.T>などの金属製品株も高い。上組<9364.T>、三菱倉<9301.T>などの倉庫運輸関連株や、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も堅調。三井不<8801.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も買われ、東レ<3402.T>、帝人<3401.T>などの繊維製品株も値を上げた。
半面、任天堂<7974.T>などのその他製品株が軟調。東ガス<9531.T>、九州電力<9508.T>などの電気ガス株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>、楽天<4755.T>などのサービス株も売られた。
個別では、ショーケース<3909.T>、ダントーHD<5337.T>がストップ高となり、クボテック<7709.T>も一時ストップ高。レッグス<4286.T>、エンプラス<6961.T>などの上げも目立った。半面、ビーロット<3452.T>、アサンテ<6073.T>、ハイアス&C<6192.T>、ラクーンHD<3031.T>、双信電機<6938.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、27業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
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