日本電子が上場来高値、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」・目標株価6400円でカバー開始

株式

2020/12/2 16:05

 日本電子<6951.T>が続伸、405円高の4670円まで買われ、連日の上場来高値を更新した。東海東京調査センターでは1日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)、目標株価6400円でカバーを開始している。

 EUV露光装置市場の拡大につれて、マルチビーム方式の電子ビームマスク描画装置が牽引役となり、連結営業利益が21年3月期80億円(前期比13.8%増、会社側計画は51億円)、22年3月期110億円、23年3月期140億円になると試算している。

 産業機器事業の営業利益は21年3月期86億円、22年3月期112億円、23年3月期138億円を見込んでいる。目標株価は、EUV露光装置メーカーであるASMLの22年12月期市場コンセンサス予想PER30倍と同センター予想23年3月期予想連結一株利益212円を踏まえて6400円に設定するとしている。

 生産能力は電子ビームマスク描画装置が年産十数台だが、新工場の取得による増強で25-30台の拡張が可能になり、同装置が含まれる産業機器事業は、営業利益率が20年3月期30.9%と高水準であるものの、量産効果により23年3月期には34.5%に上昇すると予想している。

 2日の終値は、前日比175円高の4440円。

提供:モーニングスター社

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