日経平均は10円程度高、売り先行後は押し目を拾う動きでプラス転換=3日寄り付き

 3日午前9時27分すぎの日経平均株価は、前日比10円程度高い2万6810円前後で推移する。午前9時11分には、同43円02銭高の2万6844円00銭を付けている。きのう2日は小幅ながら反発したものの、朝方は利益確定売りが先行した。ただ、押し目を拾う動きが出ているもようで上昇に転じた。現地2日の米国株式は、NYダウが続伸した一方、ナスダック総合指数は小反落となるなど、まちまちの動きだった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比15円安の2万6825円。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が上昇。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も上げている。

 個別では、三光合成<7888.T>、ジーンズメイト<7448.T>、ツナグGHD<6551.T>、モリテック<5986.T>、KNTCT<9726.T>などが上昇。半面、Casa<7196.T>、KeePer<6036.T>、グロバル社<3271.T>、セラク<6199.T>、日金属<5491.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時27分時点で、1ドル=104円台の半ば(2日終値は1ドル=104円56-57銭)、1ユーロ=126円台の半ば(同126円20-24銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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