ながの東急が急反落、未定だった21年1月期予想は赤字見通しに無配継続

株式

2020/12/3 16:04

 ながの東急百貨店<9829.T>が急反落し、88円安の1302円まで売られている。2日引け後、未定として21年1月期連結業績予想を発表、赤字見通しで無配継続方針を示し、嫌気された。

 21年1月期業績予想は、売上高が142億6200万円(前期比)、営業損益が2億4900万円の赤字(前期は9000万円の黒字)を見込む。政府の緊急事態宣言などを受けて4月中旬から実施した約1カ月間の臨時休業、食品物産展や夏休みイベントなどの催し物の自粛などの影響により、上半期は来店客数、売上高とも大幅に減少した。9月以降、来店客数は回復しつつあるが、今後も売上高は前年同期を下回って推移する見込み。経費面では、引き続き諸経費の削減に努めるが、営業収入の減少を補うには至らず、損失を計上する見通しとなった。配当は前期に続き無配を予定する。

 同時に発表された第3四半期(20年2-10月)決算は、売上高が98億7600万円(前年同期比21.5%減)、営業損益が2億7700万円の赤字(前年同期は3700万円の赤字)だった。

 3日の終値は、前日比88円安の1302円ザラバ引け。

提供:モーニングスター社

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