日経平均は42円程度安、売り一巡後は下げ渋る格好に=4日寄り付き

 4日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比42円程度安い2万6766円前後で推移する。寄り付きに、同112円11銭安の2万6697円26銭を付けている。きのう3日は、もみ合い商状ながら小幅に3日続伸し、年初来高値を更新したが、為替市場でドル・円相場が円高に振れていることから、利益確定売りが先行したようだ。だた、押し目を拾う意欲は強いもようで、売り一巡後は下げ渋る格好となっている。現地3日の米国株式は、NYダウが3日続伸し、ナスダック総合指数は反発して2日ぶりに史上最高値を更新。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比140円安の2万6710円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電機株も安い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井倉HD<9302.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も軟調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も下げている。

 個別では、アインHD<9627.T>、ショーケース<3909.T>、ベネフィット<3934.T>、楽天<4755.T>、グローバルK<6189.T>などが下落。半面、ノーリツ<5943.T>、大真空<6962.T>、セレス<3696.T>、グロバル社<3271.T>、モリテック<5986.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=103円台の後半(3日終値は1ドル=104円31-32銭)、1ユーロ=126円台の前半(同126円45-49銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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