富士電機が反発、岡三証は「強気」・目標株価4000円を継続

株式

2020/12/4 16:10

 富士電機<6504.T>が反発。岡三証券では3日付で、投資判断「強気」、目標株価4000円を継続している。

 半導体不具合による損失拡大はネガティブだが、電動車向け半導体や省エネ・省人化に貢献するパワエレシステム事業の成長性に対する見方に変更はないとコメント。半導体不具合の業績影響がある程度明確になる21年3月期第3四半期(20年10-12月)決算発表以降、株価はこうした成長ストーリーを織り込む展開を想定し、「強気」を継続するとしている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、21年3月期430億円(前期比1.1%増、従来370億円、会社側計画は410億円)、22年3月期570億円(従来550億円)、23年3月期645億円(同630億円)と試算している。短期的に株価は軟調な推移が予想されるものの、半導体不具合の影響がある程度明確になる21年3月期第3四半期決算発表後は、電動車向け半導体などの成長性を評価する局面に入ると予想している。

 4日の終値は、前日比120円高の3585円。

提供:モーニングスター社

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