来週の東京外国為替市場見通し=ドル売り継続か、ワクチンの早期接種開始で一段安も

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2020/12/4 17:23

予想レンジ:1ドル=101円25銭-105円00銭

 11月30日-12月3日のドル・円は下落した。週明け11月30日、月末要因で上値が重くなる場面があったものの、米長期金利の上昇を受けて底堅く推移した。12月1日、米国で新型コロナワクチンの早期接種開始期待や、追加経済対策への期待がドル・円を支えた。2日、英医薬品当局が米ファイザー(PFE)などの新型コロナワクチンの緊急使用を承認したことが好感され、リスクオンの円売りが先行したが、3日は米追加経済対策への期待などでユーロやポンドに対してリスクオンのドル売りが強まり、対円でもドル売りが優勢だった。

 足元のリスクオンの局面ではドル売り圧力が強まる傾向にあり、ユーロに対して18年4月以来、ポンドに対して19年12月以来、円と並んで安全通貨の代表でもあるスイスフランに対しては15年2月以来の安値を付けるなど、ドルはほぼ全面安となっている。ドル・円はジリジリと下値を切り下げている格好だ。米国はコロナ禍での大幅な財政出動で期待インフレ率が上昇し、実質金利がマイナスにあることがドル安の一因とみられており、ドルは円に対しても弱い動きが続くとの見方がある。

 追加経済対策などの協議が進展すればさらなる財政拡大の可能性が高まるだろう。また、新型コロナの感染再拡大はリスクオフのドル買いを招くが、10日にはFDA(米食品医薬品局)が米ファイザーのワクチンを承認するか否かを議論する会合を開く見通しで、早ければ11日にも接種が始まる可能性がある。感染再拡大に対する市場の反応も、拡大ペースが加速でもしない限り限定的となりそうだ。

 ドル・円の上値めどは心理的フシ目の105円ちょうど近辺、下値めどは年初来安値の101円25銭近辺。

提供:モーニングスター社

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