<相場の読み筋>12月10日
2020/12/10 7:40
9日の米国株式は、NYダウが前日比105.07ドル安の3万68.81ドルと反落、ナスダック総合指数が同243.821ポイント安の1万2338.953ポイントと5日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億5409万株、ナスダック市場が53億183万株だった。
米政府は8日、総額で9160億ドル(約95兆2640億円)の経済対策案を議会に提出したが、米与野党の対立を解消するまでには至らず、年内合意への不透明感が高まった。また、英国で8日から、米ファイザー<PFE>と独ビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンの接種が開始されたが、2名にアレルギー反応が確認されたと報じられた。過去に強いアレルギー反応を示した人への接種できないことから、ワクチン普及への期待感が後退した。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>などが下落し、同指数の重しとなった。
10日の東京株式は反落後、軟調な展開か。きのう9日の日経平均株価は大幅な反発となったが、株式非公開化に向けて新たな戦略を協議していると報じられたソフバンG<9984.T>1銘柄で、同指数を85円強押し上げていただけに、その反動が警戒される。また、現地9日の米国株が反落したことも意識されそうで、利益確定売りに押される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の前半(9日終値は104円22-23銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の後半(同126円40-44銭)と円高に振れている。9日のADR(米国預託証券)は円換算値で、キーエンス<6861.T>、任天堂<7974.T>、JAL<9201.T>などが、9日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比170円安の2万6690円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
関連記事
-
「山本伸のプレミアムレポート」 冶金工(5480)
2020/12/9 17:31
三井不動産(8801)による東京ドーム(9681、監理)のTOB(株式公開買い付け)が引き金になり、含み資産株の注目度が高まっている。このニュースの発表直後は連想買いで急騰する含み資産株が続出した。・・・…続き
-
工作機械受注、前年比プラスに転換―11月8%増、ツガミなど注目
2020/12/9 17:30
日本工作機械工業会は9日、11月の工作機械受注(速報値)が、総額で前年同月比8.0%増の882億円になったと発表した。前年を上回るのは2年2カ月ぶり。前月比では7.3%増となり、昨年9月以来の900・・・…続き
-
東京ドームは大幅続落
2020/12/9 17:30
東京ドーム(9681、監理)が大幅に続落した。同社へのTOB(株式公開買い付け)を実施している三井不動産(8801)に対して、東京ドーム株を大量保有する投資ファンドのオアシス・マネジメント(香港)が・・・…続き
-
次世代自動車物色、次は自動運転
2020/12/9 17:30
EV(電気自動車)やFCV(燃料電池車)など、自動車の次世代化をテーマとする個別株物色が活発だ。次の展開として浮上するのが、国内外で本格的な幕開けが近づく自動運転技術。ホンダ(7267)が条件付きで・・・…続き
速報ニュース
-
グラフィコ、米合同会社が3800円でTOB、ストップ高気配に
7時間前
-
(再送)クックパッドがストップ高気配、自社株買いと四半期黒字転換の予想を好感
7時間前
-
チェンジHD、インタラクティブソリューションズと業務提携に向け協議開始
7時間前
-
7時間前
-
7時間前
-
7時間前
-
7時間前
-
7時間前
-
先読み作戦指令室=ピーエイ:大幅増益の見通し、配当再開の体制も整備
7時間前
-
日経平均110円程度高、プラス寄与度はファーストリテ、東エレク、アドバンテスなど
8時間前