<相場の読み筋>12月15日
2020/12/15 7:29
14日の米国株式は、NYダウが前週末比184.82ドル安の2万9861.55ドルと反落、ナスダック総合指数は同62.168ポイント高の1万2440.040ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億2991万株、ナスダック市場が44億8428万株だった。米与野党で協議を進めている追加の経済対策案に対する期待感が高まり、NYダウは一時270ドルを超える上昇をみせ、9日に付けた取引時間中の史上最高値(3万310.70ドル)を更新する場面もみられた。ただ、米国内で新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、ニューヨーク市のデブラシオ市長が、「経済封鎖に備えなければならない」と発言したと伝わり、楽観的な見方が後退し、NYダウは反落に転じた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やテスラ<TSLA>、インテル<INTC>などが買われ、同指数の上昇を支えた。
15日の東京株式は、上値の重い展開か。きのう14日の日経平均株価は、一時210円を超える上昇をみせる場面もあったが、戻り待ちの売りに押される格好となった。手がかり材料に乏しい状況が続くなか、積極的な買いは期待しづらい。一方、菅義偉首相は14日、「GO TO トラベル」を、12月28日から21年1月11日まで全国一斉に停止すると発表。外出機会の減少が予想され「巣ごもり」関連銘柄に物色の矛先が向かう場面も想定される。為替市場は、ドル・円が1ドル=104円前後(14日終値は103円91-92銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円28-32銭)と小動き。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、楽天<4755.T>、デンソー<6902.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比35円安の2万6655円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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