<相場の読み筋>12月21日

2020/12/21 7:39

 前週末18日の米国株式は、NYダウが前日比124.32ドル安の3万179.05ドルと反落、ナスダック総合指数が同9.107ポイント安の1万2755.638ポイントと5日ぶりに小反落して取引を終了。出来高概算は、株価指数先物などの清算日にあたり、NY市場が31億889万株、ナスダック市場が69億4830万株と膨らんだ。追加の経済対策を巡り、米与野党協議の進展がみられず、不透明感が台頭。前日に史上最高値を更新していたことや、週末要因もあり、ポジション調整の売りに押され、NYダウは一時270ドルを超える下げをみせる場面もあった。NYダウ採用銘柄では、インテル<INTC>やナイキ<NKE>、アップル<AAPL>などが、値下がり率の上位に入っている。

 21日の東京株式は、しっかりした展開か。前週末18日の日経平均株価は底堅く推移していたことや、米与野党が現地19日、9000億ドル(約93兆円)の追加経済対策を実施することで大筋合意したと報じられたこともあり、堅調な動きとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台の前半(前週末18日終値は103円46-47銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円71-75銭)とやや円高方向にある。前週末18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、武田薬<4502.T>、コマツ<6301.T>などが、同18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同18日の大阪取引所終値比35円安の2万6705円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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