明日の日本株の読み筋=動意に乏しい展開か

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株式

2020/12/24 17:36

 25日の東京株式市場は、動意に乏しい展開が続きそうだ。東京市場で取引に大きな影響を与える海外投資家がクリスマス休暇入りしていることや、手がかり材料に乏しいことから、積極的な売買は限られ、閑散小動きの場面も想定される。森(全体)よりも木(個別)が注目される展開が続くとみられるが、市場では「クリスマスや年末年始の取引が閑散な時期に、大きくトレンドを変える銘柄もあり注意したい」(中堅証券)との声も聞かれた。

 24日の日経平均株価は、前日比143円56銭高の2万6668円35銭と続伸して取引を終了した。一時上げ幅を縮小する場面もみられたが、取引終了にかけて上げ幅を取り戻す格好。ただ、後場の値動きは55円弱にとどまるなど動意に乏しく、東証1部の売買代金は2日連続で2兆円割れとなった。引け後に、東京証券取引所が発表した12月第3週(14-18日)の投資部門別の株式売買状況によると、海外投資家は金額ベースで1655億円の買い越しで、7週連続の買い越しとなっている。

提供:モーニングスター社

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