7日の債券市場見通し=買い先行の展開か

債券

2021/1/5 8:33

予想レンジ:債券先物中心限月(21年3月限)151.90円-152.00円、長期国債利回り0.015%-0.020%

 7日の債券市場は買い先行の展開か。

 新年最初の取引となった前日の米国債は横ばいで終了した。「5日のジョージア州上院決選投票で民主党候補が2議席とも獲得する可能性が意識され、一時的に長期金利が上昇(価格は下落)した。しかし、その後は金利上昇への警戒などから米国株価が下げたことを手掛かりに、米国債には買い戻しが入った」(銀行系証券)という。

 国内市場では、米株安の流れを受けて、日経平均株価が下落する可能性が高く、円債には買いが先行しそうだ。先物・夜間取引が上伸していることも後押しする。前日、政府が緊急事態宣言の検討を始めたことが、引き続き債券の買い材料となりそうだ。日銀の長期国債買い入れオペは減額が予想されるが、「減額自体は織り込み済みで売り材料にならないだろう」(同)との見方。

提供:モーニングスター社

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