<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年GDP見通しを3.4%増に下方修正

新興国

2021/1/5 10:30

 ブラジル中央銀行が4日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の21年の実質GDP(国内総生産)の見通しは前週予想の対前年比3.49%増から3.40%増へと下方修正された。1カ月前の予想は3.50%増だった。また、22年の見通しは前週予想の2.50%増に据え置かれた。据え置きは141週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の3.34%上昇から3.32%上昇に引き下げられた。引き下げは2週連続、1カ月前の予想は3.34%上昇だった。22年の見通しは前週予想の3.50%上昇に据え置かれた。据え置きは75週連続となった。

 21年末時点の政策金利見通しは前週予想の3.13%から3.00%に引き下げられた。1カ月前は3.00%だった。22年末時点の見通しは前週予想の4.50%に据え置かれた。据え置きは19週連続。次回1月19-20日会合時点の見通しは前週予想の2.00%に据え置かれた。据え置きは27週連続となった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.00レアルに据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想は5.10レアルだった。22年末時点の見通しは前週予想の4.95レアルから4.90レアルに引き下げられた。引き下げは2週連続、1カ月前は5.00レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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