8日の債券市場見通し=株高逆風で軟調地合い

債券

2021/1/8 8:25

予想レンジ:債券先物中心限月(21年3月限)151.70円-151.90円、長期国債利回り0.035%-0.045%

 8日の債券市場は、株高が逆風となり軟調地合いとなりそうだ。

 前日の米国債は続落。民主党政権の財政出動観測など売りが先行し、長期金利は節目の1.1%に迫った。国内市場では、米国債の続落や30年国債入札を前にした買いにくさを背景に、弱含みでスタートしそうだ。

 前日のNYダウの終値が前日比211ドル高と連日で最高値を更新して終えた。日経平均株価が強含みで推移しそうなことも売りに拍車を掛けそうだ。

 30年国債入札は、「珍しい金曜日実施という点が1つの懸念材料。過去158回の30年債入札のうち、金曜日に行われたのは4回だけ。3連休前の金曜入札は今回が初めて」(銀行系証券)という。ただ。入札は、相対的な割安感を支えに無難に通過する見込み。

提供:モーニングスター社

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