<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高を好感し2週続伸=BRICs市況

新興国

2021/1/12 9:50

 前週(4-8日)のロシア株式市場は、新年休暇で薄商いとなる中、RTS指数(ドル建て)の8日終値が前日比2.07%高の1466.50、前週比では5.70%高となり、2週続伸した。7日はロシア正教クリスマス休暇で休場だった。

 ロシアは1月1日の年初から8日まで新年休暇だったが、株式市場は営業。薄商いだったものの、5日に石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」で2-3月の原油供給抑制で合意を得たほか、サウジアラビアが自主減産を行うと発表したことなどが好感され、ブレント原油先物が上昇基調で推移。ロシア株の買い材料となった。

 今週(28-30日)のロシア市場は引き続き、新型コロナおよび変異種感染再拡大、ワクチン接種などの動向、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場などが焦点となる。また、主な国内経済指標の発表予定は13日の20年12月CPI(消費者物価指数)・確定値と15日の11月貿易収支など。

<関連銘柄>

 RTS連動<1324.T>、iSエマジン<1582.T>、iS新興国<1362.T>、

 WTI原油<1671.T>、ガス<1689.T>、原油<1690.T>、

 野村原油<1699.T>、iエネルギー<2024.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ