<相場の読み筋>1月13日

2021/1/13 7:26

 12日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比60.00ドル高の3万1068.69ドル、ナスダック総合指数が同36.003ポイント高の1万3072.434ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億5569万株、ナスダック市場が69億6889万株だった。NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が、サウジアラビアによる追加の減産表明を背景に6日続伸したことから、エネルギー関連銘柄が上昇。バイデン次期政権による追加の経済対策への期待感なども支えとなり、反発につながった。NYダウ採用銘柄では、ダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>やインテル<INTC>、ゴールドマン・サックス<GS>などが、値上がり率の上位に入っている。

 13日の東京株式は、上値の重い展開か。きのう12日の日経平均株価は、朝方の売りが一巡した後、一時150円近い上昇をみせるなど、不安定な動きだった。手がかり材料材料難や短期的な過熱感も警戒されるなか、模様眺めムードが広がる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台の後半(12日終値は104円15-17銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の半ば(同126円68-72銭)と小動き。対ドルでは足元でやや落ち着きをみせていただけに、円高の動きを警戒し、輸出関連銘柄を中心に相場の重しとなりそう。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>、キーエンス<6861.T>などが、12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比変わらずの2万8190円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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