12月工作機械受注・速報、15カ月ぶり高水準―中国など外需好調で前年比9%増
2021/1/13 17:26
日本工作機械工業会(日工会)が13日に発表した20年12月の工作機械受注(速報値)は、総額が前年同月比8.7%増の980億円だった。26カ月ぶりにプラスに転じた前月に続いて拡大し、15カ月ぶりの水準を回復した。20年1―12月の合計は9008億円(19年比26.8%減)となった。
20年12月は内需が308億円(前年同月比17.5%減)にとどまった一方、外需は672億円(同27.3%増)に伸びた。外需は前サイクルのピークアウト直後の19年3月以来の高水準。中国を中心に設備投資が活発化している。
中国では5G対応スマートフォンなどのIT機器を製造する機械のニーズが強く、自動車関連もEV(電気自動車)向けなどが好調だ。新型コロナウイルスの感染拡大により生産が滞っている他国からの部品加工の需要も膨らんでいるもよう。
20年の受注額は2年連続で前年を下回ったものの、月平均では上半期(1―6月)の約683億円に対し下半期(7―12月)は同820億円に回復した。日工会は21年の受注について、1兆2000億円(月平均1000億円)と3年ぶりの浮上を見通している。
提供:モーニングスター社
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