<相場の読み筋>1月14日

2021/1/14 7:45

 13日の米国株式は、NYダウが前日比8.22ドル安の3万1060.47ドルと小反落、ナスダック総合指数は同56.517ポイント高の1万3128.951ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4467万株、ナスダック市場が70億2953万株だった。朝方は、史上最高値近辺で推移していることもあり、利益確定売りも出るなど、上値の重い展開で、トランプ米大統領に対する米下院での弾劾訴追への警戒感もあり、NYダウは軟調に推移した。ただ、バイデン次期米大統領の政策に対する期待感が支えとなり、小幅安にとどまった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、インテル<INTC>やアップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>などが買われ、同指数の上昇を支えた。

 14日の東京株式は、方向感の出づらい展開か。手がかり材料に乏しいなか、高値警戒感と先高期待のあいだで、もみ合い商状となりそう。現地13日に米下院は、トランプ米大統領の弾劾訴追案を賛成多数で可決した。時間外取引での米株価指数先物の反応をみたいとして、手控えムードが広がる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台の後半(13日終値は103円68-69銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円52-56銭)とやや円高に振れるなど、まちまちの動き。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、パナソニック<6752.T>、ソニー<6758.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比15円安の2万8445円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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