日経平均は60円程度高、買い先行後は利益確定売りに上値を抑えられる格好=15日寄り付き

 15日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比60円程度高い2万8757円前後で推移する。午前9時1分には、同122円24銭高の2万8820円50銭を付けている。きのう14日に上げ幅を縮小したものの、総じて堅調に推移していたことから、買いが先行した。ただ、買い手掛かり材料に乏しい中、連騰が続いていたこともあり、利益確定売りに上値を抑えられる格好となっているもよう。現地14日の米国株式は、NYダウが続落し、ナスダック総合指数は3日ぶりに反落。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比40円高の2万8850円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株も高い。キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電機株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も堅調。SUMCO<3436.T>、三和HD<5929.T>などの金属製品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も上げている。

 個別では、ベクトル<6058.T>、タマホーム<1419.T>、日本アジアG<3751.T>(監理)、スクリーン<7735.T>、ミサワ<3169.T>などが上昇。半面、テラスカイ<3915.T>、SKジャパン<7608.T>、アルテック<9972.T>、フィルC<3267.T>、メディアドゥ<3678.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=103円台の半ば(14日終値は1ドル=104円03-04銭)、1ユーロ=126円台の前半(同126円32-36銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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