<米国株情報>インテル、次期CEOに元CTOで現VMウエアCEOのゲルシンガー氏を指名

株式

2021/1/15 10:37

 米半導体最大手インテル<INTC>は13日、2月15日付で退任するロバート・スワンCEO(最高経営責任者)の後任として、コンピューター仮想化ソフト世界最大手ブイエム・ウエア<VMW>のパトリック・ゲルシンガーCEOを指名したと明らかにした。

 現職のスワン氏は19年1月にCFO(最高財務責任者)からCEOに昇格した人物で、財務畑出身。インテルの歴代CEOは理系出身者が多く、当初よりCEOとして技術的な経験が欠けているとして、スワンCEOの手腕を懸念する声は多かった。最近はアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>やエヌビディア<NVDA>など同業大手との競争が激化し、インテルの半導体シェアは低下。回路線幅7ナノメートル(ナノは10億分の1)の次世代半導体の開発も遅れ、外部メーカーとの提携による半導体生産の可能性を探るなど経営戦略をめぐっても混乱が生じていた。

 ゲルシンガー氏はもともとインテル出身者。VMウエアに入社する前はインテルに30年間勤務しており、そのときは同社初のCTO(最高技術責任者)まで昇り詰めていた。市場では同氏のCEO指名を好意的に受け止めており、13日には一時13%を超える上昇をみせ、60ドル台を回復する場面があった。翌14日も買いが入り、再度60ドル台に乗せたが、その後は伸び悩み、4.04%高の59.25ドルで取引を終えている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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