カイオムがストップ高カイ気配、差し引き108万株超の買い物

株式

2021/1/15 12:04

 カイオム・バイオサイエンス(カイオム)<4583.T>が急騰。前日比50円ストップ高の241円まで買われた後、同値のカイ気配で前場の取引を終えた。前場終了時で、差し引き108万株超の買い物だった。14日引け後、同社が創製したがん治療用ヒト化抗TROP-2モノクローナル抗体「LIV-2008」および「LIV2008b」について、中国のShanghai Henlius Biotech(Henlius社)とライセンス契約を締結したと発表、材料視された。

 今回の契約で、同社はHenlius社に中華人民共和国、台湾、香港およびマカオにおける「LIV-2008」および「LIV2008b」の開発、製造および販売権をサブライセンス権付きで許諾。また、上記以外の全世界における権利についてはオプション権を付与している。また、契約の締結に伴い、同社は契約一時金として100万ドル(約1億円)を受領するほか、開発および販売の進ちょくに応じたマイルストーンと製品上市後には製品の売上高に応じたロイヤルティーを受領する。その総額は、Henlius社が上記のオプション権を行使して全世界での開発、製造および販売を行う場合には、最大で約1億2250万ドル(約127億円)になるという。

提供:モーニングスター社

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