<特集>設備投資関連に注目(3)=電気興―5G対応や防災無線の更新需要を見込む

株式

2021/1/15 17:56

 電気興業(電気興)<6706.T>をマークしたい。同社は、移動通信や防災無線関連分野に強味を持つ。移動通信関連分野では通信各社の5G普及に向け、周波数帯域に対応したアンテナ需要の拡大が見込まれ、基地局設置の動きの加速が期待される。防災無線関連では、近年の災害の激甚化に備え、自治体による防災体制の強化に向けた動きから、設備更新需要が堅調に推移することが期待される。21年3月期第2四半期(20年4-9月)の連結決算では、従来予想よりも赤字幅が縮小するなど、需要回復の動きとなっている。

 株価は、11月11日に21年3月期第2四半期の連結決算を発表したことをきっかけに、同12日には直近高値となる2990円を付けた。その後、利益確定売りや手じまい売りに押され、12月28日には2586円まで調整する場面がみられた。日足チャート上では、上値を抑えられる格好となっていた75日移動平均線を上抜いた。5日移動平均線と25日移動平均線のミニ・ゴールデンクロス(GC)も形成し、相場リズムの転換が期待される。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ