<相場の読み筋>1月18日
2021/1/18 7:26
前週末15日の米国株式は、NYダウが前日比177.26ドル安の3万814.26ドルと3日続落、ナスダック総合指数が同114.136ポイント安の1万2998.502ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億3420万株、ナスダック市場が67億3502万株だった。朝方発表された米12月の小売売上高が、前月比0.7%減となり、市場予想平均の横ばいから下ブレしたことが嫌気された。また、バイデン次期米大統領が、1兆9000億ドル(約198兆円)の経済対策を発表したことや、18日がキング牧師生誕日の祝日で3連休となることもあり、短期的な利益確定売りに押された。NYダウ採用銘柄では、ダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>やシェブロン<CVX>、インテル<INTC>などが値下がり率の上位に入っている。
18日の東京株式は続落後、もみ合いか。前週末15日の弱い動きや、現地15日の米国株式が下落したこともあり、売り先行スタートとなりそう。売り一巡後は、現地18日の米国市場が、キング牧師生誕日の祝日で休場となるため、米国系投資家からの売買注文の減少が見込まれ、動意に乏しい展開となる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台の後半(前週末15日終値は103円69-71銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の半ば(同125円82-86銭)と小動き。前週末15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ファナック<6954.T>、キヤノン<7751.T>、ソフバンG<9984.T>などが、同15日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比140円安の2万8320円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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