日経平均は276円安と大幅続落、売り一巡後の戻り限定、全33業種中31業種が下落=18日後場

 18日後場の日経平均株価は前週末比276円97銭安の2万8242円21銭と大幅続落。朝方は、売りが先行した。低調な米経済指標などを背景に前週末の米国株式が下落した流れを受け、寄り付き後まもなく2万8111円54銭(前週末比407円64銭安)まで下落する場面があった。一巡後は、押し目買いに一時2万8349円97銭(同169円21銭安)まで下げ渋った。ただ、戻りは限定され、その後は上値が重くなり、大引けにかけては2万8200円台半ば近辺で推移した。東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が下落した。

 東証1部の出来高は9億854万株、売買代金は1兆9320億円。騰落銘柄数は値上がり888銘柄、値下がり1195銘柄、変わらず106銘柄。

 市場からは「現地18日の米国株式市場はキング牧師生誕日による休場で、東京市場は動きづらい。押し目買いが入っても、新たな材料が出てこないと上値追いは厳しい」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が軟調。商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>、T&DHD<8795.T>も売られた。ENEOS<5020.T>、出光興産<5019.T>などの石油石炭製品株や、太平洋セメ<5233.T>、板硝子<5202.T>などのガラス土石株も安い。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、野村<8604.T>、大和証G<8601.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も値を下げた。

 半面、東電力HD<9501.T>、Jパワー<9513.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株が堅調。島津製<7701.T>、オリンパス<7733.T>などの精密株も高い。

 個別では、スタティアH<3393.T>、ジャステック<9717.T>、ニコン<7731.T>、三越伊勢丹<3099.T>、オープンドア<3926.T>などの下げが目立った。半面、東京エネシス<1945.T>が一時ストップ高となり、アルコニクス<3036.T>、キャリアL<6070.T>、ユアテック<1934.T>、ブラス<2424.T>などの上げも目立った。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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