日経平均は361円高と3日ぶり大幅反発、イエレン報道に時間外の米株先物高で買い優勢=19日前場

 19日前場の日経平均株価は前日比361円64銭高の2万8603円85銭と3営業日ぶりに大幅反発。朝方は、買いが先行した。18日の米国株式市場はキング牧師生誕日の祝日で休場ながら、時間外取引(日本時間19日)で米株価指数先物が高く、支えとなった。イエレン米次期財務長官が19日の指名承認公聴会で追加の新型コロナウイルス救済策で大きな行動を取る必要があるとの見解を示すと報じられるとともに、米株先物が一段高したこともあり、買い優勢に一時2万8669円87銭(前日比427円66銭高)まで上伸した。その後は、前引けにかけて上値の重い動きとなった。

 東証1部の出来高は4億9364万株、売買代金は1兆420億円。騰落銘柄数は値上がり1103銘柄、値下がり946銘柄、変わらず137銘柄。

 業種別では、ブリヂス<5108.T>、浜ゴム<5101.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株や、東レ<3402.T>、デサント<8114.T>などの繊維製品株が上昇。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、日産自<7201.T>、三菱自<7211.T>、三井E&SH<7003.T>などの輸送用機器株も買われた。三井不<8801.T>、住友不<8830.T>などの不動産株や、住友鉱<5713.T>、三井金属<5706.T>などの非鉄金属株も高い。

 半面、国際帝石<1605.T>などの鉱業株が安く、HOYA<7741.T>、テルモ<4543.T>などの精密株も売られた。

 個別では、丸三証<8613.T>、ワイヤレスG<9419.T>、クリレスHD<3387.T>、太陽誘電<6976.T>、ワタミ<7522.T>などの上げが目立った。半面、タカショー<7590.T>、Sサイエンス<5721.T>、プレサンス<3254.T>、フロンティM<7038.T>、スマートバリュー<9417.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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