20日の債券市場見通し=売り先行の展開か

債券

2021/1/20 8:22

予想レンジ:債券先物中心限月(21年3月限)151.80円-151.90円、長期国債利回り0.035%-0.040%

 20日の債券市場は、売り先行の展開か。

 前日の米国市場は小動き。「イエレン次期米財務長官候補が指名公聴会で『金利が歴史的な低水準にある現在、大きな行動に出ることが最も賢明』などと発言。50年国債発行の可能性にも触れた。財政拡大観測などから米長期金利が上昇(価格は下落)した」(銀行系証券)という。

 国内市場では、米債券の軟化を受けて、売りが先行しそうだ。米株高を受けて、日経平均株価が強含みに推移しそうなことも逆風となりそうだ。需給面では、日銀の長期国債買い入れオペが注目される。「日銀による長期金利変動幅再拡大を意識した債券売りは、前日までの相場でいったん落ち着いたが、買い入れ減額があれば、売りが強まることになる」(同)との見方。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ