日経平均は16円程度安、買い先行後は株価指数先物にまとまった売りで下げ転換=20日寄り付き

 20日午前9時35分すぎの日経平均株価は、前日比16円程度安い2万8617円前後で推移する。午前9時26分には、同40円36銭安の2万8593円10銭を付けている。きのう19日に大幅反発した動きや、現地19日の米国株式が反発したしたこともあり、寄り付きは買いが優勢となった。ただ、買い手掛かり材料に乏しいことや、株価指数先物にまとまった売りが出たこともあり、下げに転じている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比45円高の2万8715円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株が下落。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も安い。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も軟調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も下げている。

 個別では、大幸薬品<4574.T>、日本光電<6849.T>、明電舎<6508.T>、福井コンH<9790.T>、サカイ引越<9039.T>などが下落。半面、日総工産<6569.T>、ベステラ<1433.T>、住友化<4005.T>、UTグループ<2146.T>、ツクイHD<2398.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時35分時点で、1ドル=103円台の後半(19日終値は1ドル=103円99銭-104円00銭)、1ユーロ=126円台の前半(同125円87-91銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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